① 下地の確認と養生作業
まずは周囲をしっかりと**養生(ようじょう)**します。
キッチンのシンクやガスコンロなどが近くにあるため、塗料が飛散しないよう丁寧にビニールで覆いました。
床にもシートを敷き、塗装時の安全・清潔を確保します。
次に、カウンター天板の状態を細かくチェック。
目立つキズや凹みはパテで埋め、表面を滑らかに整えます。
下地処理をきちんと行うことで、仕上がりの美しさと耐久性が大きく変わります。
② 下塗り(プライマー塗布)
補修が完了したら、木部専用の**プライマー(下塗り剤)**を塗布します。
プライマーは塗料の密着を高める役割があり、この工程を丁寧に行うことで、後の塗膜剥がれを防ぎます。
乾燥時間を十分に取り、表面の状態を再確認しました。
③ 上塗り(ウレタン塗装)
今回の仕上げには、高耐久ウレタン塗料を使用しました。
耐摩耗性・防水性に優れており、キッチンなど水回りに最適な塗料です。
色はお客様のご希望で、既存の床や建具に合わせた艶ありのダークブラウンを採用。
しっとりとした艶感があり、木目の風合いを生かしつつ、まるで新築のような高級感を演出します。
1回目の塗装後に軽く研磨を行い、2回目・3回目と重ね塗りを実施。
乾燥後は手触りが滑らかで、光の反射が美しい仕上がりとなりました。
④ 仕上げ・清掃・最終チェック
塗膜が完全に乾燥したのを確認した後、養生を丁寧に剥がし、シンク周りや床の清掃を行います。
カウンターと壁の境目にはシーリングを打ち直し、防水性を高めました。
最終的にお客様と一緒に仕上がりを確認し、細部の色ムラや光沢も問題なし。
「見違えるようにキレイになった!」と、とても満足いただきました。