築30年のご自宅で分電盤を交換しました|鶴ヶ島市

公開日・・・2025/08/09
こんにちは、川越市でガス・電気の供給・販売・住宅リフォームを行っている川合住宅設備㈱です。
いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます

今回は、「エアコン交換がきっかけで分電盤の交換に至った」事例をご紹介します。
分電盤は普段なかなか意識しませんが、住まいの❝電気の心臓❞ともいえる大切な設備です。
きっかけはエアコン工事での一言
ご依頼くださったお客様は、築30年の木造住宅にお住まいのご家族。
新しい省エネエアコンへの交換作業中、設置スタッフからこんな一言がありました。
|「分電盤、かなり年季入ってますね。安全面を考えると交換を検討してもいいかもしれません。」
このお宅では、エアコンを複数台同時に使うとブレーカーが落ちることはあったそうですが、それ以外の不具合はありませんでした。
しかし、ブレーカーが落ちる原因は必ずしもエアコンだけではなく、分電盤の老朽化も大きく関わります。

〇施工前の分電盤の様子
分電盤ってそもそも何?
分電盤とは、電力会社から届いた電気を各部屋や家電ごとに分けて送る装置のこと。
中には「安全ブレーカー」や「漏電ブレーカー」が入っていて、過電流(電気が流れすぎること)や漏電(電気が外に漏れる危険)から家を守ってくれます。
築年数が経つと、見た目は問題なくても内部部品が劣化し、ある日突然ブレーカーが落ちたまま復旧しなくなるケースがあります。
特に漏電ブレーカーは故障すると、電気が一切使えなくなるため、生活への影響は非常に大きいです。

〇交換前の漏電ブレーカー
築30年・交換時期を迎えた分電盤
今回のお宅では、30年間一度も分電盤を交換していませんでした。
一般的に、ブレーカーの寿命は約15〜20年といわれています。
30年となると、安全性能の低下だけでなく、電気使用量が増えた現代の暮らしに対応できない場合も多いです。
お客様も、「最近は子どもも独立して以前の様に落ちることは少なくなったけど、心配は心配だったんだよね」とおっしゃっていました。
このタイミングでの交換は、まさにベストな判断でした。
交換工事の流れ
分電盤交換は、以下の手順で行いました。
①家全体の電気を一時的に停止
②既存の分電盤を取り外し
③新しい分電盤を設置(回路数を増やし、余裕のある配線計画に)
④各回路の安全ブレーカーや漏電ブレーカーを新品に交換
⑤通電確認と安全チェック
作業時間は半日程度で完了。電気は当日中に使えるようになりました。

〇施工後の分電盤の様子

〇カバーを上げた様子
新しい分電盤で暮らしが変わる


〇施工前



〇施工後
交換後は、エアコンや電子レンジを同時使用してもブレーカーが落ちることはなくなったとのこと。
さらに最新型の分電盤は、安全性が向上しており、万が一の漏電や過電流にも即座に対応してくれます。
お客様からは「もっと早く交換しておけば良かった」との嬉しいお言葉をいただきました。
まとめ:分電盤の“健康診断”はお早めに
分電盤は普段目にする機会が少なく、劣化に気づきにくい設備です。
しかし、経年劣化によるトラブルは突然やってきます。
特に築20年以上経過している場合は、一度専門業者による点検をおすすめします。
川合住宅設備㈱では、川越市エリアを中心に分電盤の点検・交換工事も承っております。
エアコン交換や電気工事とあわせてのご依頼も可能です。
「うちは大丈夫かな?」と不安を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。